コンパク 2002年01月

1月6日(日)

ワカナ堂(金町)

Robert Miles "23am"

日本においてはインストゥルメンタルブームにうまいこと乗った感の強いロバート・マイルズ。『ドリームランド』はそういうアルバムですが、その次に出たこのアルバムの方が良いと思われ。リズムのヴァリエーションが多いこと。そしてアルバムとしての完成度が非常に良いこと(アルバムの構成が完璧)、これだね。徹底したヒーリング・ミュージック。ヴォーカル・トラックも良い味出してます。


1月11日(金)

COCONUTS DISK(池袋)

GO! GO! 7188 『蛇足歩行』 (古)



RECOfan(池袋)

Slipknot "IOWA" (輸)
Jamiroquai "A funk odyssey" (輸)
Spiritualized "Let it come down" (輸)
Aphex Twin "drukqs" (輸)



TOWER RECORDS(新宿)

スペランカーズ 『アイレム ニシュウメ』



贈与

CONFUSION 『DIFFUSION』 (古) モーニング娘。のソロCD、ライムスター 「ロイヤルストレートフラッシュ」、メロン記念日 「甘いあなたの味」「告白記念日」「電話待っています」

買いすぎです。
バイトを止め、数日間引きこもっていたので久々に外に出ました。というわけで買い物。ココナッツディスクで最近注目しているGO!GO!7188の1stを発見し購入。歌謡曲とロックの融合。『パンチドランカー』あたりで何か勘違いし始める前の初期のイエモンをイメージしましたが、こちらの方がどことなく乾いている。より現代っぽいなぁという感じでした。好み。あと曲名がすごくて「ロック」だとか「パンク」だとか剛毅な曲があります。ココナッツディスクはポイントがたまったので1000円引きの券をゲット。12000円か……。
レコファンが年末から輸入盤200円引きセールをやっているので行ってみる。ここに行くといつも思うんですがわが目を疑うほどの値段であります。タワレコとかとは比べ物になりません。スリップノットはいくら売れ残っているといっても1480円の200円引きで1280円はやりすぎです。ほかもそれくらい。で、感想。スリップノットは超へヴィロックでゴリゴリ押すのかと思いきや、曲のヴァリエーションが豊富でなかなか面白かった。ジャミロクワイはバイト先で年中かかっていたので良いのはわかっておりました。前のアルバムが1曲目で全部終わっていたのに比べて、全体的にスロウ・ファンクといった趣でよい雰囲気。でここでオシャレとかいうとタナソウに怒られるんだろうが、まあオシャレですよ。ただそのアプローチは求道的ですばらしいと思います。スピリチュアライズドは各方面で大絶賛だったので聴いてみたのです。……そんなに良いかなぁ。荘厳な雰囲気というのが良く出ていて、それは評価できるのですが、それ以上の良さが感じられないのです。この状態(一般の評価と私の評価のギャップ)が何かに似ているなぁと思っていたのですが、ヴァーヴの『アーバン・ヒムズ』が出たときにそっくりなのです。トゥーマッチ嫌いということなのでしょうか。で、今回最もピンとこなかったのがエイフェックス・ツインなのです。実は超有名な前のアルバムとかは聴いていなかったので初体験だったのですが、この人の音楽って変だ変だといわれながら実は変ではないという気がするのです。というか一般的な範疇の中で変。本当に変ではないなぁと。そういう意味では面白い音楽ではなかったのです。ジャンルわけが難しいというのはそのとおりだと思いますが。うーんやっぱり良いとは思えない。レイ・ハラカミとかの方がいいのではないでしょうか。
スペランカーズは自ら「バカビッグビート」というジャンルを名乗るテクノ系バンド。以前視聴した時に少し気になっていたのでネタと割り切って購入。ちなみにジャケットはスペランカーズ2週目のゲーム写真です。テレビに出てくる声やら音やらをサンプリングした基本的にはギャグ音楽。個人的には「ジャパネット」の音がかっこいいことを発見できて良かったです(よかないか)。
コンフュージョンは音がかっこいいが歌詞が恥ずかしいということです。ヴォーカルの声が心の病にかかりやすそうでちょっと怖いです。あと関係ないですがノンストップ最高!! ということでここはひとつ。


1月11日(金)〜12日(土)

新宿パセラ

爆音娘。

会場にたどり着いた時に、思いのほか良い雰囲気であったのでなんだかうれしくなりました。行く前はコンサート踊り(振りつけとか)の人達ばかりで私も私を見る周囲もかなり居心地が悪くなるのではないかと思っていたのですが、そういう空気もそれほどでていないように感じました。大音量で聴く機会というのがほとんどないのでこういうところには逝けるだけ逝きたいのです。「This is 運命」での通称メロンだんじりはすごかった。モッシュしているのに謝ったりするオタのみなさん素晴らしいです。ダイヴを敢行した掟さん万歳。あと「青いスポーツカーの男」が実は素晴らしい曲だとか(爆音映えする)、エコバニみたいな曲を発見したりとか、色々新鮮でございました。でも知らない曲が多いなぁ。あとで反省会をしよう。


1月15日(火)

COCONUTS DISK(池袋)

『「けものがれ、俺らの猿と」オリジナル・サウンドトラック』 (古)

ポイントカードを消費することに。ゆらゆら帝国、bloodthirsty butchersなど、面子的には好みとは微妙にずれるバンドが多いのですが、映画と音楽がうまいことかみ合っていたので気になっていました。ロマンポルシェ。が入っているのを知ったのは購入してからであって、購入の動機ではありませんありません。


1月18日(金)

COCONUTS DISK(池袋)

DANCE☆MAN 「JAZZ SOUL FUNK」 (古)
THE HIGH-LOWS 『HOTEL TIKI-POTO』 (古)



disk union(池袋)

Buffalo Daughter 『New Rock』 (古)



TSUTAYA(新宿)

RICHIE HAWTIN "DECKS, EFX & 909" (R)
Laurent Garnier "30" (R)
Laurent Garnier "Unreasonable behaviour" (R)

ダンスマンはなるほどダンス。ハイロウズは「21世紀音頭」という曲がびっくりの内容。
バッファロー・ドーターは新しいのよりこのアルバムの方が良いです。直截的という意味においては。肌触りはコーネリアスのファンタズマに似ていると思いました。
リッチー・ホウティンは良質のミニマルテクノです。ミニマルテクノっていうとかなり下品な音の構成とかただリズム刻めばいいみたいな雰囲気があるアーティストをたまに発見したりして憂鬱になるのですが、これは徐々に移り変わる一つひとの音とその組み合わせに興奮させられます。良作です。ローラン・ガルニエはちょっと聴いたところだとライヴ映えしそうな音楽。自宅で悶々と聴くと退屈してしまうかもです。でこのCDはバックアップを取り忘れたのでもう聴けません。また借りなおすか……。


1月24日(木)

disk union(池袋)

DAFT PUNK "DECKS N' DRUMS N' 909"



BOOK-off(大塚)

Ocean Colour Scene 「THE DAY WE CAUGHT THE TRAIN」 (古)
青色7 「青いスポーツカーの男」 (古)

謎のCDをゲット。DAFT PUNK自らが運営するサイト[CLUB DAFT]からの限定MIX-CDだそうです。裏を見たらCD-Rといういかにも貴重盤といった感じ。フィルター系のダンス・ミュージック全快。ベースメント・ジャックスやモジョなどを織り交ぜつつ、やはりメインはダフト・パンクの曲(「Harder, Better, Faster, Stronger」のリミックスは最高です)。かなりいけています。ユニオンでしか見かけなかったのですが、良い買い物。
帰りにふらっと寄った大塚駅前のブックオフでSNOOZERのバックナンバーを大量に発見。買い占めることに。ついでにCDを見たのですが、U.N.K.L.E.のリミックスCDなどもあり(メンツがいまいちだったので買ってないが)面白いものを売る人がいるなぁと思いました。オーシャン・カラー・シーンは96年のシングルで詳しいことは分からないのですがすごい曲です。ホワイトアルバムの頃のビートルズをほうふつとさせます。爆音娘で「青いスポーツカーの男」がかかったのですが、これはもうホントにすばらしい。何でこのすばらしさに気づかなかったんでしょう。間奏なんて大興奮のかっこよさです。カラオケVer.を聴くとなおその良さが分かります。


1月25日(金)

TSUTAYA(新宿)

レイ・ハラカミ 『オパ*キュ〜』 (R)
レイ・ハラカミ 『レッド カーブ』 (R)
レイ・ハラカミ 『レッドカーブの思い出』 (R)



Book-off(大塚)

あか組4 「赤い日記帳」 (古)
黄色5 「黄色いお空で BOOM BOOM BOOM」 (古)
Blankey Jet City 「赤いタンバリン」 (古)
GREEN DAY 「MINORITY」 (古)

今年は7月のクラスヌとフジ・ロックと最高のパフォーマンスを見せてくれたレイ・ハラカミ。ようやく聴きました。実は前作の方が好き。オパキューはテクノとして名盤と思われ。レッドカーブでは音響派のような謎の音作り(オヴァルを連想)で少々難解。リミックス盤は最高に良い。そんな感じか。
前日に引き続きSNOOZER祭り。この日はマキシの棚をしっかり見た結果、以上の収穫がありました。あか組は面白い。黄色は面白くない。ブランキーは久々に聴いたら低音がものすごかった。グリーン・デイは良い。


1月26日(土)

TOWER RECORDS(新宿)

中村一義 「キャノンボール」

私の中で中村一義祭り開催中。試聴してイントロを瞬間に電撃が走りました。買う予定はなかったのですが思わず購入。そして祭り開催中@土手。


1月26日(土)〜27日(日)

リキッドルーム(新宿)

club SNOOZER

プリ・スクールがゲストということで気合入りまくりだった今回。
でもこの日一番の収穫はもうひとつのゲスト、DUCK ROCKを知ったことです。非常に俗っぽい選曲なのですが(ケムズをサンプリングしたり終始ファットボーイ・スリムをかけたり、オアシスをいたずらっぽくリミックスしたり)、DJの実力がすばらしいので狂い踊れるのです(正直クラスヌDJ陣はたまに腹が立つこともある)。クラスヌDJ陣は彼を手本にすべきではないかと。方向性が似ているだけに実力がはっきりした日でした。
プリ・スクールは先月のライヴと同じようにはじけました。新曲はますますダンス・ミュージックでした。
あと村さんのダンス系のつなぎがどんどん良くなっているような気がします。
Andrew W.K.の時にけんかが起きてました。私の目の前で。なるほどホントに鼻血でも出そうとしたんでしょうか。しかと。
くるりの新曲がかかりましたがものすごく良かった。
日曜日にあった用事に徹夜で突入。死亡。


1月29日(火)

RECOfan(池袋)

THE CHEMICAL BROTHERS "COME WITH US" (輸)

輸入盤が出るまで待っておりました。ケムズケムズケムズ。とんでもないアルバムです。とにかく分かりやすいんですよ。ダンス・ミュージックとして。逆にそれは俗っぽさを生み出してもいるんだけれども最高ですから。バカになれますから。踊れますから。というわけでケムズ万歳!!


1月30日(水)

HMV(池袋サンシャイン通り店)

THE CHEMICAL BROTHERS 「STAR GUITAR」 (輸)

勢いに任せてシングルも購入。リミックスは取り立てていいのはない……。まあでも元の曲が最強なんで良し。


1月31日(木)

リキッドルーム(新宿)

Ocean Colour Scene (LIVE)

最高のライヴでした。
オーシャン・カラー・シーンは最新アルバム以外ほとんど聴いたことがなく、ただし雑誌などでライヴのかっこよさを伝え聞いていたので結構期待していました。その期待を裏切らないどころかこんなに素晴らしいライヴは初めてかも。
基本的にこのバンドはハードな曲もチルアウト系の曲もミドルテンポが多く、地味といえば地味なのですが、サイモンの少し太めできれいな歌声とタイトな演奏(特にリズムが良いと思われ)でじっくり聴かせていました。というかすっかり魅入られてました。バラードが多く、もっとハードなのが好きな自分には合わない感じなのですが、そんなレベルは超越していました。
本当に素晴らしかったです。最近の曲はますます青春爆発だし(ビートルズの曲にあったっておかしくない)、ラストは「DAY TRIPPER」。もう最高です。


1月31日(木)

TOWER RECORDS(新宿)

Trophy 『Sound Organization』



TSUTAYA(新宿)

Ocean Colour Scene "Moseley Shoals" (R)
Ocean Colour Scene "marchin' already" (R)
BEATS INTERNATIONAL "LET THEM EAT BINGO" (R)
THE STONE ROSES "THE REMIXES" (R)

というわけでオーシャン・カラー・シーンのCDを借りる。どうやら1stは駄作らしい。2ndアルバムは4年ぶりの起死回生の一発なのだそう。最初は日本でしか発売の予定がなかったんですってねこれ……。それでブレイクしたのだから、日本が好きになるわけですね。ともかくこの日借りた2ndと3rdアルバムは素晴らしい。「THE RIVERBOAT SONG」のヒットですっかりハードロックバンドだと思っていた私は当時聴かずじまいだったのですが、まったくの誤解ではないか。サイケな曲もあり、じっくり聴かせる名曲あり、よいよい。ほくほく。
ビーツ・インターナショナルはファットボーイ・スリムなのだそうです。よくわからんがいっしょの棚に入っていたので借りてみた。ファットボーイ・スリムってアルバムとかいろいろ出ててなんだかよく分からん。ロングウェイベイビーとガターアンドスターズしか聴いてないや……。このアルバムはオチャラケスチャラカで力を抜いて楽しめます。
ローゼスのリミキシーズは今さらかよと突っ込みがきそうですがまあそれはそれ。クラスヌで最近ローゼスかからないね……。
Trophyはクラスヌでかかっていて非常に気になっていたもの。SNOOZERでも取り上げられていないと思うのですが買ってみました。クラスヌでかかっていた曲はメロコアで途中にかっこいいベースが入ったりリズムが変わったりと面白い曲でしたが、CD全体でもなかなか面白い曲が多く、普通にメロコアとかハードコアとかくくりにくい感じのバンドだと思いました。演奏がうまいのか、ジャズっぽいところも多く感じられます。良し。



文責:アキウ

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