コンパク


2001年10月


10月01日(月)

TSUTAYA(金町)

George Harrison "Best of Dark Horse 1976-1989" (古)
Phil Collins "Dance Into The Light" (古)
blur "Bustin' + Dronin'" (古)
少年ナイフ 『Brand New Knife』 (古)
カーネーション 『天国と地獄』 (古)
カーネーション 『GIRL FRIEND ARMY』 (古)
3枚500円セールだったのでこれだけ買っても1000円しか使ってません。ビバ金町。といってもあんまり良い収穫ではなかったような気もします。ブラーは満足。カーネーションは空気のような感じ。キリンジよりも少しだけ良い、そんな音だと思いました。あとは文脈がないのでノーコメント。


10月02日(火)

COCONUTS DISK(池袋)

石野卓球 feat. 七尾旅人 「ラストシーン」 (古)
石野卓球のソロアルバムに入っていたことに買って聴いてみてから気付く。レンタルで曲目も知らなかったからこういうことになったんです。ちゃんと買わないからですね。でもミックスが大変よろしゅうございましたのでまあ良いか。


10月03日(水)

ワカナ堂(金町)

CORNELIUS 「drop」
水の音とか結構聴き飽きた感じなんですが(DJ YASとか)完成度は高いです。古い感じはしますけども。うーんどうなんだろう。とりあえずスヌーザーの言葉を引用しておきましょう。「現在、音楽は、何に貢献するかが最も重要なポイントなのである。そこではニューネスへの異常な固執というのは、ただただ邪魔なのだ」(#27 p.68)。アルバムを聴いてみて判断したいと思います。


10月04日(木)

COCONUTS DISK(池袋)

ズボンズ 『LET IT BOMB』 (古)
例によってホントの中古盤ではないですココナッツディスクはどこからこんなモノ仕入れてくるんでしょうか。


10月05日(金)

RECOfan(池袋)

Daft Punk "Alive 1997" (輸)
97年(1st発売直後)のライヴ盤。2ndは良かったけれども、全体の心地良さと踊れそうな感じは1stの方が良いなぁと思っていたので、これはナイスな企画。45分ノンストップ。ややトランス入っているような気がするけれどももっと自由度が高くて気持ちよいです。


10月06日(土)

TSUTAYA(金町)

モーサム・トーンベンダー 『HELLO』 (R)
奥田民生 「The Standard」 (古)
The Rolling Stones "Dirty Work" (古)
The Rolling Stones "Steel Wheels" (古)
The Rolling Stones "Voodoo Lounge" (古)
全く一体どうなってるんでしょう。全然量が減ってないじゃありませんか。3枚500円が次々に補充されているのですよ。これでも断腸の思いでペットショップボーイズとかエルヴィス・コステロとかポール・ウェラーとか切ってるんですよ。ストーンズなんてこのくらい安くないと聴かないし買うしかないじゃありませんか。
民生はアンディ・スターマーとの共同プロデュース作品。この組み合わせは悪くない。パフィーのやつよりもアンディがおとなしめだからか。結局ジェリーフィッシュ合わないってことか。納得。
モーサム・トーンベンダーを一気に聴いたことになりますね。キャリアを経る度にどんどん良くなっているのを感じます。感情の入り込む余地を与えずただひたすら疾走するロック。臆病者の食い物にされるな。どこまでも冷徹な目をしていればそれでいい。


10月07日(日)

COCONUTS DISK(池袋)

Jebediah "Slightly Odway" (古)
BACK DROP BOMB 「ROUGH INTRODUCTION FOR THE NEXT」 (古)
入手先非公開

小沢健二 「指さえも/ダイスを転がせ」
全く一体どうなってるんでしょう。一週間買いっぱなしじゃありませんか。トゥリャトゥリャトゥリャトゥリャリャ。オザケン良いですね。球体以降のシングルは初めて聴いたんですが、好きです。


10月09日(火)

COCONUTS DISK(金町)

THE BACK HORN 「空、星、海の夜」 (古)
入手先非公開

Cornelius 『Fantasma』
バックホーン良。
コーネリアス=ロック。


10月10日(水)

disk union(池袋)

Photek "Solaris" (古)
フォーテックはくるりの岸田繁氏が昨年イチオシだったものですが可もなく不可もなくといったおもむき。聴き流すには良し。


10月12日(金)

book-off(大塚)

TOMOVSKY 「WALTZ」 (古)
TSUTAYA(金町)

ORIGINAL LOVE 「R&R」 (古)
Bonnie Pink 「You Are Blue, So Am I」 (古)
Bonnie Pink 「Sleeping Child」 (古)
トモフスキー怖い。歌詞が怖い。
オリジナルラブすごい。歌詞がすごい。 ボニーピンクの下の方のリミックスがなかなかのメンツ。チボマット、ステレオラブ、ハイラマズ。


10月14日(日)

COCONUTS DISK

The Jerry Lee Phantom 「Freedom」 (古)
ビックカメラ(池袋本店)

Starsailor "Love Is Here"
ジェリー・リー・ファントムは四つ打ち。プリスクールかはたまたくるりかという感じ。悪くない。
田中宗一郎の「ミスチル聴いてグッときたい日もある」発言に何かの閃きをもらった私。おもむろにポストオアシスはたまたヴァーヴとの呼び声高いスターセイラーが無性に聴きたくなる。うおー演歌聴きてー。買いました。もともと中性的で機械質な声がすごい好きなんですが(例えばマンサン、ミューズ、プラシーボなど)、ジェイムズ・ウォルシュ最高です。プレスの評判が先行しすぎて店頭で余っているのが少し悲しいですが、その影響を変な形で受けなければ化けます。


10月15日(月)

disk union(池袋)

KAGAMI 『THE BROKEN SEQUENCER』 (古)
ケース割れで1000円でゲット。良い買い物。
今年発売された(クラブ・スヌーザーではダンス系におけるキラートラックでもある)「TOKYO DISCO MUSIC」が最高なカガミが98年に出したアルバム。徹底的にアッパーなテクノ。雰囲気は電気グルーヴ? という感じなんですが、こちらの方がよりテクノとして聴かせることができるような気がします。


10月16日(火)

シネセゾン渋谷

「MY GENERATION WOODSTOCK 1969,1994,1999」
伝説的なフェスティバルであるウッドストック、3回にわたるドキュメンタリー(中心は94年のウッドストック)。主催者のコメントとか参加してる人達のインタビューとか資本が入り込む現実とか暴動とか、いろいろ。以下雑感。
イングランドをイギリスと字幕で書くのはどうかと思う(一方でアイルランドはアイルランドと字幕で書いておきながら)。
アメリカのミュージシャンは自分自身について、社会について、反抗してはいるがそれ自体について考えてる人が少ないという印象(「このイベントは金の臭いがする」と顔をしかめるミュージシャンが何万ドルという報酬を当然のことのようにもらうという構図)。そのくせファックファックうるさいんだよね、形だけということ。
ウッドストックはアメリカのミュージシャンがほとんどでメンツ的にさっぱり魅力を感じない(やっぱUKがいないとさ)。
リンプのあとにレイジにつなぐのは犯罪的。ザックに対して失礼だ。
あと何よりフジロックフェスティバルというのは恐ろしく平和なイベントなんだな、と思った。柵を乗り越える人もいないし何万もするチケットを買って何万も交通費をかけてやってきて酒が呑めて、暴動はおろか喧嘩すら見なかった(ダイ☆ジローは「暴動のひとつも起きないなんて情けない!」とかいっていたが僕は痛いのは嫌だしそういうヤツは一度半殺しにしてわからせてあげた方が良い。起きないことが最も反抗的なんだということに)。フジロックも商業的な臭いは強い(今年はより強く感じるようになったと田中宗一郎は語る)。でもじゃあ入らなければ良いのか、とボクたちは考えるべきだ。夕暮れ時で寒くなってきているのに水着を着てヴァージンコーラを必死に売ろうとするお姉さんの笑顔について僕たちはあの人きれいだったなあじゃなくてもっと考えるべきだ。印象的だった発言は「資本が入ることなんて関係ない、僕たちは利用してやるのさ」。まあおおむね利用されているんだけどさ。
パンフレットがカバンに入らずに曲げる。


10月18日(木)

TSUTAYA(金町)

Blankey Jet City 「Pepin」 (古)
AJICO 「波動」 (古)
AJICO 「美しいこと」 (古)
キリンジ 「アルカディア」 (古)
キリンジ 「エイリアンズ」 (古)
Kemuri 「kirisame」 (古)
Kemuri 「in the perfect silence」 (古)
GO!GO!7188 「ドタン場でキャンセル」 (古)
何が起きたんでしょうツタヤ金町店。全部50円で購入です。でも大した収穫ではなし。どれもピンと来ず。ケムリが特に違うなぁ……。


10月19日(金)〜10月20日(土)

リキッドルーム(新宿)

club snoozer
個人的な話から。いつも規則正しい生活をしている私からすれば恐ろしいスケジュールでありました。水曜日になぜかほとんど眠れず(低気圧だったからだ多分)、木曜日は卒論の提出用下書き原稿を書いており半徹、そしてこの日は授業後地元に戻りバイト、終了後再び電車に乗り新宿、徹夜後さらに次の日はバイト(7時間労働)というわけの分からん日程であったので普段あまりやらないドーピングを念入りに行いました(健康ドリンクとチョコレート)。クラスヌでも普段より少し抑え、一晩中フロアに下りて暴れっぱなしであったのを、一晩中フロアに下りて踊りっぱなしくらいには抑えました。おかげでバテることも倒れることもなくこうして生きております、ハイ。
次はゲストの話。スーパー・ファーリー・アニマルズがDJをやりました(当日行われたライヴの方は行けず)。彼らのパフォーマンスに行くと皆が口を揃えて幸福感を訴えるのですが実際体験してみて納得。とにかく楽しいのです。バカになれる感じ。大満足でした。最初は民族音楽(ラテンとかかな)とかヒップホップをベースにしつつ面白いエフェクトをいれたりする感じで、徐々にミニマルっぽいテクノへとシフト。特に最後の方はフジロックのリッチー・ホウティンで受けた衝撃よりもさらに上を行く気持ち良さでありました。いつもの面々のDJがかすむくらい。
最後は全体の感想。前回も感じたことだが、キラートラック(ワンダーフォーゲルが今のところ一番の盛り上がり)に依存しすぎているような気がするですよ(特にタナソウ)。ファーリーズのDJは知らない曲ばかりだったにも関わらずあれだけ堪能できたというのにですよ。盛り上がる方も盛り上がる方だけどな(お前だよ)。
一応どんな曲がかかったかということを思い出すがままにつらつら書いてみます(印象に残った順)。

Super Furry Animals たくさん。
Aphex Twin "Druqks" から一曲(題名は知りません)
pre-school 「Rock and roll high school」のリミックスふたつ(ひとつはスヌーザーDJ、村圭史リミックス)。プリスクールはアルバムからも一曲。
The Chemical Brothers 「It Began in Afrika」
くるり 「ワンダーフォーゲル」
コーネリアス 「Count Five or Six」(『ファンタズマ』から)
The Avalanches 「Since I Left You」
The Clash 「I Fought The Low」
Primal Scream 「Rocks」
スーパーカー 「White Surf Style 5.」
R.E.M. 「Man on The Moon」
America Hi-Fi 「Flavor of The Weak」
The Who 「恋のマジックアイ」
The Beatles 「涙の乗車券」
などなど

個人的にはもう少しマニアックにして欲しいかもなぁとか思います。というかスピリチュアライズドとかアレック・エンパイアとか聴いてみたいです。


10月23日(火)

HMV(池袋サンシャイン60通り店)

『ビデオ・ゲーム・ミュージック/ナムコ』
disk union(池袋)

Regurgitator "eduardo and rodriguez wage war on t-wrecks" (古)
Ken Ishii 「Echo Exit」 (古)
東京少年 「陽のあたる坂道で」 (古)
コーネリアスの『point』を買うつもりだったのが店から出てみるとこのCDになっていたそんな日。ビデオゲームミュージックは素晴らしかったのでスーパーゼビウスも買ってみようかと思っております。そういえばまだ買ってないぞ『point』……。
リガージテーターは素晴らしいです。ハードコアヒップホップ、オーストラリア風味といった感じ。軽やかです。リンプやら何やらと違ってクソみたいな「メッセージ」を発することもないし(違う意味ですごい歌詞ですが)、目に見えない大衆を背負うような強迫観念じみたところもない。好き勝手に踊れる感じです。


10月30日(火)

disc union(池袋)

pre-school 『peace pact』 (古)
HMV(池袋サンシャイン60通り店)

10cc "The Original Soundtrack"
The Velvet Underground & Nico "The Velvet Underground & Nico"
Air "Moon Safari"
多分私プリスクールのCDはお金をかけてないことに関しては日本でも上位に入るんじゃないでしょうか。『Pop-Cult Do-Do』が500円、『peace pact』が600円(初回版)、ブラックアルバムが200円(!)、『Nueva York』が800円ですからね(他にもシングルも100〜200円前後で何枚か)。『First Heaven』は定価ですけど。あとは『this album』(レンタル済み)と『masterpiece』ですね……。ともかくピースパクトの中では「Fat man Thin man」が最高にだいすっき。まあクラスヌでかかったからっていうのはありますけど。
先週久々にHMVに行ったところ3枚購入で20%offというセールをやっていたのでお金を用意して行きました。本当はエールでなくてバグルスを買う予定だったのですが売り切れ。まあ仕方ない。ともあれこのセールはほとんど元が取れないのでちょっと心配だぞ……。いつの間にか1階分なくなっていたしHMV……。
10ccはまああんまり期待していなかったので良いとして、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドはストロークスでした(逆だけど)。似てるわー。エールが一番ピンとこない。2ndはとても好きなんですが。多分チルアウトとかラウンジって言ってもジャズっぽいから苦手なのかも、と思いました。ムード過ぎというか。


文責:akiu

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