コンパク


2001年09月


9月2日(日)

RECOfan(渋谷)

New Order "Get Ready" (輸)
ストロークスのシャープさに比べてなんでしょうニューオーダーのやるせないまでの重さは。
前作からよりギターを前面に押し出したオルタナっぽさも感じさせる音。ある意味テクノロジーからの原点回帰と思わせたりもするが、もともと原点がないのに帰ってみようとしてなんだかとんでもないところに到着してしまったような感がある。リパブリック前後でメンバー感に不和が生じてしまったようだが、今回はそのリハビリといった意味合いなんだろうか、どうも僕達の方に向いているんじゃなくて仲間内でお互いを見つめながら楽しんで作りましたって感じの作品だと思う。フジロックで一番盛り上がったのがやっぱりブルーマンデーだしな、といった身も蓋もない指摘をしてみたりしつつ、ゲストミュージシャンもとんでもないメンツだが「当人が浮かれすぎて不可思議な出来になっている」((c)ダイ☆ジロー)という感じで、結局僕が何が言いたいのかというと全然良いアルバムじゃないけどとても好きなアルバムだよねってことですね。ココまでひっぱっておいて普通でゴメン。


9月4日(火)

TSUTAYA(金町)

The Clash "The Singles" (R)
Zebrahead "Waste of Mind" (R)
Zebrahead "Playmate of The Year" (R)
Peter Gabriel "Secret World Live" (古)
Japan "Gentlemen Take Polaroids" (古)
くるり 「ワンダーフォーゲル」 (古)
ノーナ・リーヴス 「LOVE TOGETHER」 (古)
スピッツ 「遥か」 (古)
クラッシュはクラブスヌーザーでかかってた「I Fought The Law」が聴きたかったのです。クラスヌ効果がココにも!(ちなみにゼブラヘッドもそのクチだったりします)この曲以外にもクラッシュのスマートなパンクは好きです。ピストルズみたいになんも考えてないようなやつはイヤ。
ゼブラヘッド能天気で良いですね。これだけ能天気になれたらどんなに幸せなことか。いや皮肉でなくほんとにそう思いますよ。そっちの方がやばいか。
ピーター・ガブリエル、聴きやすくて普通にのれました。ライブアルバムってやっぱり良いですね。もうちょっと元気なときに聴きたいですね。
ジャパンはデイヴィッド・シルビアンの声が怖い。ダウナーのときに聴くとこれ以上あがってこれなくなってしまいそうです。というわけで途中で慌てて聴くのを止めました。精神病的。
あとのシングルはまあとりあえず的な感じで購入ですが全て100円だったことを考えるとなかなか良い買い物だったのではないかと思いました。


9月7日(金)

ワカナ堂(金町)

CORNELIUS 「POINT OF VIEW POINT」
音響派? といったおもむきでちょっと意外。これはボクのイメージでは退化っぽいんですがどうなんでしょうか。ここに行く必要はないと思うんだけどな。


9月11日(火)

TSUTAYA(金町)

PUFFY 「あたらしい日々」 (古)
アンディ・スターマー(ジェリーフィッシュ)のプロデュース。少し苦手、なのかなぁ。微妙な感じです。昔好き今嫌い、という感じ。つまり自分がスヌーザーの影響受け過ぎ、ということです。タナソウはジェリーフィッシュ嫌いみたいだし。ボクもこのドラムの高音域だけで跳ねる感じに拒否反応がでます。


9月12日(水)

Book-off(大塚)

CONFUSION 「RED VIEW」 (古)
かっこいいわ、コンフュージョン。ヴォーカルの声に拒否反応が出ますけど、なんとか聴けます、音がかっこいいので。なんか最近拒否反応って言葉よく使いますね自分。


9月14日(金)

TSUTAYA(金町)

サニーデイ・サービス 『Best Sky』 (R)
サニーデイ・サービス 『Best Flower - B side collection』 (R)
金町のツタヤはとある期間中にレンタルすると割引チケットがゲットできるのです。100円が10回分。というわけでそのための借り物。つまり「とりあえず聴いとくべ」的なモノということです。いや別に良くないというわけではありませんが。「魔法」のCarnival Mixは原曲の方が良いとか、スロウライダーとテーマはFuture Kiss ver.が良すぎてこっちは苦手だにょ〜とか、そういうのはありますけど。
でも今日気付いたのは、ボクはサニーデイがいわゆるジャストなバンドではない、ということです。『LOVE ALBUM』が衝撃だっただけなのかも。


9月14日(金)〜15日(土)

リキッドルーム(新宿)

club SNOOZER
この日はズボンズのドン・マツオとキャプテンファンク(Tstsuya Oe)のスペシャルユニットのライブが見られるということで精神的に多少無理をして行ったのですが、何やら色々あったらしくそれは中止に。残念。
ただその代わりなのかどうか知りませんが、「今日はAshのメンバーが遊びに来てくれてまーす」「ま、マジっすか」という大興奮な出来事に恵まれ不満解消。彼らは呑み、騒ぎ、タナソウのDJを邪魔し、散々暴れて帰っていきました。
あとサービスのつもりか、数年前に流行ったみんな知ってそうな曲ばかりがかかり、知っているので踊り(ボクはいわゆるキメ、サビで手を挙げたりする、をするので知っている曲だと疲れるのです)、バテる。週明けの足が心配です。
今回の一番の収穫はpre-schoolの新曲。ワンダーフォーゲルに似た衝撃を受けました。買いです。


9月18日(火)

Book-off(池袋要町)

ホフディラン 『WASHINGTON, C.D.』 (古)
これかたかみさんに勧められたんですけどいいアルバムなんです。と思って買って帰ってきたら借りたままであったことに気付く……。


9月19日(水)

COCONUTS DISK(池袋)

The Charlatans "The Charlatans" (古)
シャーラタンズの新譜、試聴したんですけどいいですよね(誰に言ってる)。スヌーザーが新人にレビュー書かせただけってのが気になりますけど。まあいいや。骨太ブルージーアメリカンロック(造語)をイギリス流に解釈(小国流に解釈)した感じの音でした。買うかどうか迷う。と思っていたら偶然4th発見。サイケだ。95年という時代を否応なく感じさせます。でも気持ち良いわ(酔ってるからだよ)。
酔ったときに文章書くのは楽しいですわ。さっきの骨太云々て完全に思いつきでだーって書いてるし。ああ、でも後で書き直しそう……。って結局書き直ししなかったらネタじゃんって突っ込むのもそれはそれでありです。ダブ聴こダブ。


9月22日(土)

入手先非公開

The Doors "The Doors"
The Doors "Strange Days"
Air "10 000Hz Legend"
Gerling "When Young Terrorists Chase The Sun"
1stだけ聴いたことあったんですがドアーズってこんなにかっこよかったかなぁという印象。ぱたぱたしたリズム隊が好きであります。あと2ndより1stの方が好きであります。
ガーリングはゴチャゴチャしてます。嫌いではない。でもあのキャラ作りはちょっと……という感じはする。音違うじゃん全然。曲と音の差異が少しおかしいような気がします。
エールが休日感が出ていていい気分であります。もっとテクノベースのような音の精度だと思っていたんですがそうではなくて、様々な音が散らばっている感じ。宝石というよりオモチャのような。作りこんであるというのではなくて感性でジャストな音を鳴らしているのではないかと(またジャストかよ)。
今週はニュース的にはスクエアプッシャーが失踪したりプライマルスクリームの新曲が偶然「Bomb The Pentagon」だったり(マニは「呆然としてしまったよ。自分がものすごく奇妙な筋書きに巻き込まれてしまったような気がした。僕たちはリンチを受けても仕方がない立場にいるのかもしれない」と発言)、僕の誕生日が新垣と同じだったりと鬱な出来事がたくさん、ていうか最後が鬱。


9月24日(月)

TSUTAYA(金町)

Massive Attack "Protection" (R)
Massive Attack "Mezzanine" (R)
えーどうやら私、マッシヴ・アタックを何かと勘違いしていたようです。昔「パイ(3.14のマーク)」というイヤな映画を見た時にエンディングで流れていた曲を勝手にマッシヴ・アタックだと思い込み(実際は劇中で使われていた)、ビッグビート直球で何年前の音楽やねんとひとりツッコミをしてしまいそれから聴かずにおいたのですが(多分プロディジーかなんかだったのでしょう)、イヤー実際良いですわ、ごめんマッシヴ。横に揺れる感じ、酒に合う感じです。トリッピィです。


9月25日(火)

TOWER RECORDS(池袋)

Richie Hawtin "DE9 | Closer to The Edit" (輸)
TSUTAYA(新宿)

モーサム・トーンベンダー 『DRIVE』 (R)
モーサム・トーンベンダー 『DAWN ROCK』 (R)
モーサム・トーンベンダー 『echo』 (R)
フジロックで僕に衝撃を与えてくれたリッチー・ホウティンですがスヌーザーなどでは当日のパフォーマンスは不評。確かに終盤は音の上げ下げに終始するなど単調なきらいはあったけどあれは聴衆の側への歩み寄りだったのではないかと好意的に解釈しておりますです。あと私の立っていた場所の音が微妙に悪かったというのもあります(会場の前と後ろにスピーカーがあって、ずれて聴こえてくるような位置だったので特に田中フミヤの時は踊りづらかった)。あと大金払ったしその日だけだからという感じで無理矢理盛り上がった感もありますね正直な話(一番それが強かったのはニュー・オーダーの時)。まあそれはさておきスヌーザー大評判の(またスヌーザーかよ)ニューアルバムを購入。とても良いです。ミニマルテクノってあまり詳しくないですが、良い音で、微妙に移り変わる音の位相が心地よかったです。
モーサムメジャーデビュー記念ということで以前のアルバムをいっぺんに借りてみました。ライヴの印象が強すぎるせいか、アルバムはあまり良くないと思います。『echo』はライヴとスタジオが半々でこれは良い。ギリギリのテンションというイメージはブランキーに通じるものがありますが、こちらの方が曲調が自在な感じで好感持ってます。


9月26日(水)

ワカナ堂(金町)

ソウル・フラワー・ユニオン 『ハイ・タイド・アンド・ムーンライト・バッシュ』
pre-school 『First Heaven』
ソウルフラワーユニオンは以前出たライヴ盤。ミュージックマガジンのレビューにもあった通り、ソウルフラワーはライヴの方が良いです(フジロックも良かった)。普通のアルバムはパートの自己主張が強すぎて音のバランスが悪いと思います。その点、ライヴ盤はグルーヴ感がすごく出ていて、聴くだけで楽しくなれます。ああ、リキッドのライヴ行きたかったなぁ……。
プリスクールは一聴したところかなり微妙です。アルバムとしては楽しくて良いです。でもシングルの「ROCK AND ROLL HIGH SCHOOL」を聴くと、ノドの奥に骨が刺さったような何とも言えない感じがしてきます。良い曲のはずなんですけどね……。よくわからん。印象としては『LOVE ALBUM』テイストだけれども完成度は低い、でもそれがプリスクールの魅力といえばそれはそれ、と思いました。どちらにしてももう少し聴いてみようと思います。
今週は恐ろしい出費になってしまったので今月の予定を下方修正せざるを得ないようです。とりあえずシガー・ロスは保留。エイフェックス・ツインも余裕があれば買うかもというレベルまで落とします。当分はレンタル暮らしになりそうです……。


9月27日(木)

TSUTAYA(金町)

GO!GO!7188 「ああ青春」 (古)
Grapevine 「風待ち」 (古)
GO!GO!7188はスヌーザーで良く取り上げられるからちょっと気にはなっていました。初めて聴きましたが少しいびつな歌謡曲という感じでなかなか。グレイプバインはいつも買ってるので惰性です。でも今回のが一番かも。今までの歌い上げるようなヴォーカルがなくなって力が抜けてます。まさに「風待ち」って感じ。
「昨日下方修正とか言っていたのに舌の根も乾かぬうちに早速買ってるじゃないか」
「いやいや100円だから良いんですよ昼飯の代わりと思えば」


9月28日(金)

COCONUTS DISK(池袋)

pre-school 『Nueva York』 (古)
RECOfan(池袋)

SCUDELIA ELECTRO 「BETTER DAYS」 (古)
SUGIURUMN 「WEEKEND」 (古)
POLYSICS 「NEW WAVE JACKET」 (古)
止まらないですね……。
pre-schoolは昨年インディーズで出したもの。良。ファンシー路線(勝手に命名)は違うと思うんだけどな……。最近の傾向として音がクリアでないものをあまり評価できなくなっているので(ローファイはいいけども結果的にローファイって言うのは苦手ということ、なのかな……)、やはり新譜はやや苦手だな……。
レコファンの中古盤200円引きはこうやって利用するのかと今日初めて気がつきました。つまりシングルを買うのですね。この中だとスギウラムが当たりでした。スクーデリア・エレクトロは好きなジャンルのはずなのに好きになれない典型かも。
下方修正を来週からするということで今週ははっちゃけました(ホントは水曜の時点で抑えるつもりだったのだが)。金はあるうちに使わないと、いつなくなるかわからないですからね。



文責:akiu

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